​　インドネシア、ジョグジャカルタのアーティストランスペース、ACEHOUSEに一か月短期滞在し、作品を制作した。日本とインドネシアの共通点は何だろうと考えたときに、インドネシアでできた友人のファジャールが私にバトミントンじゃない？と言ってきてくれたことによって、みんなにバトミントンをしてもらうことにした。その時、私はインドネシアで記憶を採取しようと決めていた。記憶はなんでもいい。はかなく、思い出したことのないもので、その人しか知らないようなこと。ファジャールは大の映画好きだったので、映画祭に私を連れ出してくれた。そのとき映画にまつわる話を集めようと決めた私は、嫌いな映画＝BADな映画として、その映画に昔の記憶を思い出しながらバトミントンのショットをたたきつけてくれるように頼んだのだった・・・。